抜歯の重要性

抜歯にもメリットがあります

世間一般では、あまりよいイメージを持たれていない抜歯。ときどき、抜歯を行わなければならない場面でかたくなに拒否される患者様がいらっしゃいます。その理由をお伺いすると、「抜歯は体によくないから」という答えがよく返ってきます。しかしそれは、「抜歯に対する誤解」といってよいでしょう。顎骨炎や高齢者に多くみられる、誤嚥性肺炎の原因にならないようにする為に、管理できない歯は抜歯します。

お口の問題を解決するための抜歯

お口の問題を解決するための抜歯

正常に生えていて、咬み合わせも正しい。虫歯や歯周病などの病気がなければ、健康な歯を抜く必要はありません。何も問題のない歯であれば抜かないほうがいいのは当然のことですが、虫歯や歯周病の進行により状態がかなり悪い歯を無理に残しておいたらどうなるでしょう? 隣接する歯や歯周組織に悪影響を与えるだけで、残念ながらよいことはひとつもないのです。

進行した虫歯を残しておくと?

歯随(歯の神経)が化膿し、治療が不可能なレベルに達した虫歯をそのままにしておくと、激しく痛むだけでなく、顎骨炎や歯性病巣感染の原因になることがあります。

重度の歯周病にかかった範囲の歯を残しておくと?

重度の歯周病にかかった状態の歯を残しておくと、その歯のみならず周囲の歯槽骨を失うことになり、しいては隣の歯のグラグラを引き起こし感染してしまいます。
堤の骨が吸収し、やせてしまうとその後の治療の選択肢が減るだけだなく、難易度も増します。

親知らずの抜歯を行う重要性とは?

通常の親知らずは20歳前後の方が問題を起きやすいですが、必ずしも抜歯することがメリットではありません。
当院では矯正からの依頼で12、13歳の方でも親知らずの卵の抜歯をすることもあります。
また、歯槽膿漏により感染した結果、親知らずを抜歯せざろう得ない高齢者の方もいます。

  • 7番(手前の歯)と同じように生えているが、ブラッシングがきちんとできていないとき
  • 歯ぐきから歯の一部分だけがのぞいているような中途半端な生え方のとき
  • 親知らずが横向きに生えているとき
  • 骨の中に完全に埋まっているが、レントゲン写真から問題があると判断されたとき
  • 親知らずがほかの歯の歯列を乱す恐れがあるとき

親知らずを抜く場合は、生えてからなるべく早いうちに処置を行ったほうがよいでしょう。それは、若ければ若いほど抜歯後の骨の回復も良好ですし、骨にくっついて抜けづらいということも起きにくいためです。また、虫歯や歯周病になってから抜歯をすると、麻酔が効きにくくなることがあるため注意しましょう。上記の状態に当てはまる方は、なるべく早く当院までご相談ください。

矯正治療で抜歯を行う重要性とは?

咬合異常の問題を解決するための抜歯

歯並びや咬み合わせの異常が起こる原因として、

  • 歯が並ぶ土台となる歯槽骨の位置関係の調和がとれていない
  • 上下の歯槽骨内の広さと歯の大きさの調和がとれていないため、歯が並ぶために十分なスペースが確保できていない

という問題があります。それを解決するためには抜歯によって歯槽骨内にスペースをつくり、本来あるべき場所に歯を移動させてあげる必要があるのです。

“意味がある抜歯”は必要な処置

“意味がある抜歯”は必要な処置

当院では、患者様の体への負担軽減を最優先にした治療方針を検討した結果、必要な場合のみご了承を得て負担を抑えた抜歯を行います。それでも歯を抜くことに抵抗があるという方は、カウンセリングの際、疑問やご要望を遠慮なく医師に投げかけてください。そして、医師からの説明を受ける際は、治療がすべて終わった後の快適な口腔内環境を想像してみましょう。抜歯はマイナスな処置ではなく、全身の健康を維持する上で意味を持つ医療行為であるということに、きっと気付いていただけるはずです。

治療に“安心”を感じていただくために当院が心掛けていること

“意味がある抜歯”は必要な処置